”鼻うがい”のススメ
師走に入り段々と寒さが厳しくなってきました。同時に空気も乾燥して、風邪やインフルエンザ、さらにはコロナなど呼吸器疾患に罹患する方も急増しています。
そこで大変有用なのが「鼻うがい」です。鼻腔内の異物や粘液を洗い流すための方法で、さまざまな効果が得られます。
筆者はこれを実践することで、ほとんど風邪を引かなくなったばかりか、蓄膿や鼻炎っぽい症状もなくなりました。
やってみて損はない健康法ですので、毎日のプロポリスとならんで、ぜひ日課にしてみてください。
鼻うがいの効果
- 風邪やインフルエンザの予防に効果があります。鼻腔内のウイルスや細菌を除去し、感染症のリスクを低下させることが期待されます。
- 副鼻腔炎(蓄膿症)の予防や症状緩和にも寄与します。鼻腔内が清潔に保たれることで、炎症を引き起こす原因物質を取り除くことができ、症状の改善が見込まれます。
- アレルギー症状の緩和に役立ちます。花粉やハウスダストなどのアレルゲンを洗い流すことで、くしゃみや鼻水、鼻づまりといったアレルギー症状を軽減することができます。
- 鼻の粘膜を湿らせることで乾燥を防ぎ、鼻腔内の健康を維持する効果もあります。特に乾燥した冬には鼻の粘膜が傷つきやすくなるため、鼻うがいが有効です。
鼻うがいのやり方
薬局やAmazonなどで様々な鼻洗浄用品が販売されていますが、お金を掛けずにキッチンにあるものだけで簡単にできます。ここではその方法を解説します。
- 生理食塩水(洗浄液)を用意する。口の広いコップなどに200mlの水を入れ、2~3gの食塩(ひとつまみ程度)を溶かします。
- 洗面台の上で前かがみになり、顔を下に向けます。(これ大事!)
- 片方の鼻の穴を指で押さえ、もう片方の鼻の穴から洗浄液を吸い込みます。吸い込んだ洗浄液は口から出てきます。
- 同じ手順でもう片方の鼻の穴も洗浄します。
- 洗浄後は鼻を優しくかんで、残った液体を取り除きます。
鼻うがいを行う際の注意点
- 鼻うがいは1日1〜2回を目安に行い、やりすぎないようにしましょう。過剰に行うと鼻の粘膜を傷める可能性があります。
- 洗浄液を飲み込まない。また鼻うがい中に洗浄液が気管支や肺に入らないよう注意する。