プロポリスが新型インフルエンザを予防
筆者もプロポリスを服用し始めてから、インフルエンザはもちろん、風邪もひいた事がありません。もちろん喉がイガイガすることはあっても、プロポリスを飲めば悪化せずにすぐに治ってしまいます。プロポリスの持つ強力な抗菌作用が抗生物質の働きをすることも広く知られており、今回の実験もそれを裏づけるものとなっています。
山田養蜂場は、ブラジル産プロポリスが、季節性ならびに新型インフルエンザウイルスによるダメージから、細胞を保護することを細胞実験で確認したと発表した。
インフルエンザは、38℃を超える発熱と、長期にわたる頭痛、関節痛、全身の倦怠感などの強い全身性症状が突然発症する呼吸器系感染症のひとつ。日本国内では、毎年11月から翌年にかけての報告患者数が約数十万から百万人を超える季節性インフルエンザが流行する。しかし2009年度には、これまでヒトの間では感染していなかった新型インフルエンザが世界的に大流行。2009年の6月には、ヒトからヒトへの感染の流行が確認され、WHO(世界保健機関)は急激に感染が拡大している状況を表すフェーズ6を発令した。さらに季節性インフルエンザの流行が少ないとされる夏季をとおして感染者数を増加させ、今もなお感染報告が続いている。
そんな状況の中、同社は強い抗菌作用を持つことで知られているブラジル産プロポリスの、インフルエンザ予防効果を研究。プロポリスはこれまで、季節性インフルエンザに対する細胞への感染を抑制すること、さらにウイルス感染したマウスの死亡率を減少させることが報告されているが、新型インフルエンザに対する効果研究報告はほとんどされていなかった。今回の研究は、A型インフルエンザウイルス(H1N1:季節性インフルエンザ)および新型インフルエンザ(H1N1)への作用を調べるため、ブラジル産プロポリスの水抽出エキスとプロポリス含有液(プロポリスエキス、マヌカ蜂蜜、ローズバッツエキス、緑茶エキスなどを含む)を用いて実施。培養細胞に季節性または新型インフルエンザウイルスを加えると同時に、プロポリス水抽出エキスまたはプロポリス含有液を加え、3日間培養した後、生き残った細胞数を数えた。その結果、何も加えなかった培養細胞は全て死滅したのに対し、一定濃度以上のプロポリスを加えた培養細胞は、季節性および新型インフルエンザウイルスによる細胞の死滅を完全に抑制した。つまり、ブラジル産プロポリスの水抽出エキスおよびプロポリス含有液は、季節性・新型の両インフルエンザの予防に役立つ可能性があることを明らかにしたのだ。
インフルエンザ対策として、予防薬や抗インフルエンザ薬などが飛躍的に進歩を遂げているが、免疫力の低下している高齢者に多い肺炎や小児の脳炎・脳症などの合併症などにより、死に至る感染症であることも事実である。同社では今回の研究成果を元に、今後詳細なメカニズムやヒトへの影響について詳しく調べていく考えだ。
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES 2010年2月8日